- 2009年12月16日 22:45
- 05.子供とコミュニティ | 書評
子どもをネットから守り、ネットで育てる 頼れるお父さんになるための実践アドバイス
学校裏サイトで娘さんがいわれのない誹謗中傷を書かれ、その現場に実名で語りかけた吉田賢治郎さんの著書。
私が日頃から関心を持っている「子どもとネットの付き合い方(子供とコミュニティ参照)」に大きく関連するので、発売日に購入して早速読んでみました。
父親の視点で書かれたネット利用の教科書
冒頭には吉田さんの娘さんに降りかかった学校裏サイトでの事例を詳しく紹介しています。学校裏サイトでいじめなどが起こったときの対応方法はもちろん、子どものネットリテラシー教育の方法、子どもに対してコーチングを利用したコミュニケーション方法などが書かれています。
また、父親と娘の距離間をブログでつなぐ方法なども書かれており、非常に参考になりました。
子どもの教育に関心がある父親なら読むべき
この本の大部分はネットに詳しい保護者の方なら知っていることも多いかと思いますが、子どものリテラシー教育に関する再確認や新しい発見を求めて一度読んでみることをおすすめします。なんらかの気づきがあることは間違いありません。
ただし、父親視点であることと、吉田さんのような父娘での距離感が必要なケースもあるので参考になっても実践しにくい事例もいくつかありそうです。
どうやって子どものネットリテラシー教育に関心の無い層へのリーチをするか
これは私も同じ課題を持っていて、先日ある方に丁寧な指摘をされたことがありました。それは書籍として「子どものネットリテラシー向上を!」と言っても一般の保護者には響かないわけです。
著者の吉田さんもその点にはかなり注力されていることがわかり、柔らかいタイトルやブックカバーの色、帯、イラスト、フォントに至るまで少しでも手にとってもらおうという努力をされているかと思います。
それでも書店で手に取ってもらえるかというとなかなか難しいかもしれません。
もっと簡単に子どものネットリテラシー教育に関心を持ってもらう方法を考えていくのが、子どもへのネットリテラシー教育の課題だと思います。
取り急ぎ、年頃のお子さんをお持ちの保護者の方には、この本をオススメしておこうと思います。
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Comments:2
- 吉田 賢治郎 2009年12月17日 13:31
IWANOさん
書評ありがとうございます。
「ネットリテラシーに興味のない方へのリーチ」は、本当に課題です。青少年問題のセミナーなどでも講師の方がよく「今日お集まりのお父さん、お母さんは以上に、来ていない方こそ問題です」と言われるのですが、まさにその通りだと思います。
一つのチャレンジとして、育児のところにこの本が置かれるようにカテゴライズされています。
これからもご意見、質問などありましたら、よろしくお願いします。
- iwanao 2009年12月19日 08:47
吉田 賢治郎さん
ご丁寧にコメントありがとうございます!
育児コーナーに置かれるんですね。少しでも普通の方に浸透させたいですよね。
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